白昼の参議院選演説の最中に元総理大臣が銃撃されて死亡するという事件がこの国で起きてしまった。
安倍晋三氏の冥福をお祈りします。
基本的には人を殺してしまうというのはあってはならない、もし言いたいことがあれば議論することが大前提だということは言っておきたい。
しかし、安倍晋三を神格化して彼のしてきたことをなんでもかんでも見逃して許してしまうというのも違うと思っている。
俺は安倍晋三を擁護する気がまったくない。
なぜ彼は銃撃されてしまったのか、その理由はもっと考える必要がある。
統一教会と関係があるというのは「勘違い」なのだろうか?そんなわけはない。
それは安倍晋三擁護論以外のなにものでもないのではないか?なぜなら安倍晋三は教団に向けてメッセージビデオまで送っているのだから。
政治家がカルト教団にお墨付きを与えてよいものなのか?
一部のマスコミは統一教会という宗教が狂ったカルト集団であることを書いたり、報道しているようだがもっとこの話題は取り上げられて議論されるべきだ。
狂ったカルト教団に嬉々としてメッセージビデオを送っていたのが安倍晋三、そして自民党だ。
その行為は人道的に正しいのかどうか?
日本の代表である人物と政党が狂ったカルト宗教にお墨付きを与えていたことの罪は重いと俺は思っている。
若い人はとくに知らないと思うので少し統一教会について説明しておきたい。
統一教会については日刊ゲンダイが取り上げる頻度が多く信者の証言なども取材して書いてあるので読んでみてもらいたい。https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/308477/2
この宗教を始めた教祖様は文鮮明という韓国人、1954年から始まっている。
現在の教祖は韓鶴子という人らしい。
日刊ゲンダイの記事にあるように合同結婚式というもので教祖様が選んだ見ず知らずの相手と結婚するというイベントがあるそうで、もうこの時点で狂っとるな〜と思うわけだが、さらにヤバいのはその結婚がうまくいかなかった場合にすぐ「サタン」が登場する。
具体的に言うと、合同結婚式で出会った夫がDV夫だということがわかったとする。
すると統一教会の方は、その男に「サタン」がついていると言い出す、そして「サタン」は「あなたの信仰が足りないからついたのだ」と言い出す。
この記事に出てくる女性は直接的に高額のお布施をすることはなかったようだが、信仰心を示すために何千万もする高額の壺を購入するようなケースもあるようで、山上容疑者の母親も何千万というお布施を複数回していたらしい。
これ、完全に霊感商法でしょ。
しかも壺一個数千万で売りつけるって…100%犯罪でしょ。
常識ある普通の人間ならばこれはおかしいと指摘して警察に突き出して取り締まってもらおうとするのでは?
政治家としてすべきことはこの教団を犯罪者集団であると見極めて、宗教法人から外すくらいの話をしなければならないでしょ、本来は。
ところが、選挙のための票田になるから、信者が無償で選挙活動を手伝ってくれるから、それだけの理由で逆にお墨付きを与えてしまっているのだから政治家ってなんなの?という話で。
票を稼ぐためなら犯罪者集団的な宗教団体でも保護するのが政治家のやることとして正しいのか?
安倍晋三のメッセージビデオを見て、ああ、この人も教団側のヤツなんだなと思われるのは当然だ。
家庭を壊された恨みというのは、かなり大きいものだろう。
自分の身に置き換えたら俺もやってしまう可能性はある、いや俺の場合は暴力的ではないもっと違う方法をとるかもしれないが。
安倍晋三は他にも人から恨みを買うような行動、言動をかなりしている。
レイプ犯逮捕状執行見送り、モリカケ問題
個人的に怒りに震えたのが伊藤詩織さんのレイプ事件揉み消しの話で、「総理」という安倍晋三を無駄にヨイショした気持ち悪い本を書いた山口敬之が詩織さんのレイプ容疑で逮捕寸前までいっていたが急遽、当時の警視庁刑事部長の中村格の指示で逮捕状の執行を見送るという事態が発生した。
直接的に安倍がその指示をしたかどうかはわからない。
しかし俺が言いたいのは、そんなレイプ事件を起こすような記者に自分の自伝的な本を書かせてしまう安倍晋三、そして逮捕寸前で忖度したかのように逮捕状を取り下げさせる中村格、そんな輩に取り巻かれていた安倍晋三が気持ち悪くてたまらん。
森友事件では安倍晋三を守るがために佐川理財局長が公文書改竄をおそらく部下に指示したのだろう。
自らの意に反して改竄をやむなく行った赤川さんは罪の意識に苛まれて自殺してしまう。
この話も俺は安倍晋三が1人の誠実な公務員を殺したに等しいと思っている、勝手に自殺したとでも思っていたとしたら考えが甘すぎる。
森友学園の理事長の籠池氏は補助金を不正に取得したとして罪に問われつい最近、2022年4月に有罪判決が言い渡されている。
正直、俺の目にはトカゲの尻尾切りに使われたようにしか見えない。
安倍晋三が建設費用の中から地中埋設物の撤去費を差し引かせるような便宜を働かせるよう指示を出したんだろう、おそらく。
安倍の意向を忖度して官僚が動いたのだろう、おそらく。
そして、神風が吹く中で愛国小学校の建設はトントン拍子に進むはずだったんだろう。
しかし、隣の土地と比較して値引きし過ぎたのがいけなかった、マスコミにあの建物の価格は安過ぎではないかと勘付かれてしまう。
それは気づくよね8億円の値引きだからね…。
安倍昭恵夫人が森友学園の名誉校長だったわけだから「関係ありません」でしらをきる方が無理があるのだが、いろいろな人たちの忖度のおかげで安倍晋三も昭恵夫人も私たちは関係がありませんという事でしらをきり通すことができてしまったというのが呆れると言うか、いまの日本の腐った状況がよくわかるわけだが。
安倍夫妻の威光を利用としようとしたこがそもそもの間違いだったとはいえ、完全にハシゴを外された状態の籠池夫妻が怒るのは無理もない、そして森友学園の関係者も同様にちょっとかわいそうに思う。
籠池氏には有罪判決がくだってしまった。
安倍晋三に人生を狂わされてしまったと言っても過言ではない。
加計学園についても同じような構造だ、友達である加計孝太郎理事長に新学部創設の件で優遇を図ったのではないかと問われ、いやそんなことはないと安倍晋三は必死にしらをきる。
周りの人間が忖度してそれに合わせていろいろ嘘を並べるという、基本的に森友学園と同じ展開が繰り返された。
周囲の人間に禍いをもたらす「禍々しい」人
結果的には友達である加計理事長の顔に泥を塗ったに等しい状態となってしまったことに安倍晋三は気づいていたのかどうかはよくわからない。
安倍晋三の周りにはその権力にすがろうとする輩がわらわらと集まっていたことがわかる。
その人間関係は俺から見て、健全な人間関係には見えない。
関わった人間のその周辺で不幸になったり自殺したりする人間がいたわけで安倍晋三と安倍昭恵を中心に何か呪いのようなものが伝播しているように見えていた。
「禍々しい」この言葉が安倍晋三にはぴったりだ。
何か禍いをもたらしそうな、そんなオーラが出まくっていた政治家、それが安倍晋三だ。
彼が人から銃で撃たれて死ぬという結末を迎えたのは彼自身がしてきたこと、言ってきたことに対して恨みを持ったり怒りを抱いていた人が大勢いたということの証拠だ。
たまたま銃で撃たれたのではない、「因果応報」というやつだ。
まったく、びっくりするくらい同情の念が湧かない…。
だが冥福は祈る!人として最低限ね。