現在、皇室は近い将来にその存在が途絶えてしまいそうな、かなり切迫詰まった危機的状況にあると認識している。
途絶える可能性が高いその理由としてあげられるのは皇位の継承権が皇族の男系男子にしかないからということ。これは明治時代にできた皇室典範で定められた。
そして現在、皇位の継承権があるのは天皇陛下の弟にあたる秋篠宮殿下とその長男の悠仁様だ。
秋篠宮殿下は天皇陛下と年齢が近いということと本人が皇位の継承はしないと宣言されていることから皇位継承をする可能性は現実的にほぼないと言える。
すると、悠仁様が皇位継承することになるということだが問題は悠仁様たった一人になってしまうことが問題なのだ。
悠仁様に子供ができなかった場合、あるいは子供ができても男子が生まれなかった場合、皇統はそこで断絶する。
普通に考えればこれが起きる確率はかなり高いことがわかると思う。
たぶん、天皇陛下も上皇陛下もこの問題についてはかなり頭を悩ませているはずだ、皇室の方々がこのまま皇統断絶してもよいなどと思っているわけがないからだ。
では、皇位継承の安定化を計る策として有効な手立とは何か？
女性女系天皇を公認して、男子、女子ともに双系で皇位継承できるようにすればまずは愛子様が皇太子になることができる。
そして、悠仁様は皇位継承権のある皇族として皇室にいていただき、佳子様も女性宮家として皇室にいていただければ現在の男系男子絶対の状況からはるかに安定した継承が可能になることは明白だ。
しかし、男系男子絶対を唱える男系カルトとも呼んでよい少数派集団はこれが理解できないらしい。
彼らが言っているのは結局
「絶対子供を産めよ」
「絶対男を産めよ」
「女性の皇族に皇位継承権は与えない」
「女性皇族は皇室の存続において価値がない」
「女性皇族は男の子を産むためのマシーンだ」
こう言っているのに等しいのだ。皇室を敬うフリをしてただ自分の意見を人に押し付けたいだけ、ということなのだろう。皇統断絶の危機などおかまいなし、という態度なのだ。
しかも、誰に対して言ってるんだ？という話で、天皇陛下に対して、皇室の方々に対してよくそんなことを押し付けられるなと思う。
便所の落書きレベルの男系限定論者のつぶやきを消すところから始める
Twitterというものを俺もやっている。正直このTwitterというアプリは分断増幅器というか、そもそも分断された状態で蛸壺化した中でのやり取りがメインのものだと思っている。
価値観が合わない場合は匿名で書き込んでいることに加えてバーチャルな場でのやり取りであるためやり取りがすぐにエスカレートする傾向がある。
これがお互いに本人の顔を見せての直接のやり取りの場合はこうはならないはずだ。なぜならその場合は何か決定的に相手の気に障るような事を言った場合に殴られる可能性もあるので発言する内容も慎重にならざるを得ないからだ。
男系男子限定論者もTwitterでつぶやいているのだが、その発言の内容が酷い。事実に基づかない嘘レベルの発言も見られる。
例えば「元明天皇から元正天皇への皇位継承は男系継承だ」と言っているわけだが元明天皇が母、元正天皇はその娘なのでどう見ても女性女系継承なのは明らかなのだ。
しかし男系男子限定論者は元明天皇の夫が草壁皇子で、その草壁皇子は男性の天武天皇の子供だから男系だと言いはるのだ。あまりにも論理がおかしい。
しかも草壁皇子は女性の持統天皇の子供でもあるからそちらで見れば女系だ。
と言うか、元明天皇から直系の娘である元正天皇へ皇統を継承したわけだから素直に考えれば女性女系継承だ、控えめに言っても双系継承というところだ。
そして本来そのような話は本質的なことではなく、あくまで今後の皇統の安定継承が目的であり女性女系天皇を公認して女性宮家を創設し双系継承とし安定した皇位の継承を実現すればそれでよいわけで、このような議論は不毛とも言える。
よしりん（小林よしのり）は男系限定論者達の「嘘」レベルの話、つまり便所の落書きを消すところから始めようと言っている。
結局は人に対する優しさとか思いやりの話だと思っている
その動きはTwitterの「#論破祭り」で男系限定論者のつぶやきに反論することで形となっている。
この皇統問題は今後の日本において重要な問題だと俺もとらえているので、本来Twitterで他人を攻撃的に論破するようなことはしたくないし、していなかったのだが、腹を括ってこの「#論破祭り」に、ただのよしりんの読者という立ち位置で参加している。
酷い内容のツイートがよくもまあこんなに毎日量産されるもんだなとあきれつつ、常識的な反論をしているつもりだ。
ただ、誹謗中傷的な態度で向かってくる男系限定論者には容赦なく誹謗中傷的に返している。これはもう一種の戦いだと思っているので、やるかやられるかくらいの勢いで行くしかないのだ。
もしかしたらアカウント凍結もあるかもしれない。でも、まあ俺は知識人でもないし、有名なインフルエンサーでもなく失うものは何もないので行けるところまで行ってやろうと思っている。
時間がなくてそんなにツイートできてないんだけどね…。
そんな中見つけたツイートで素朴な言葉ではあるけど妙に本質ついてるなってものがあった。
単純にこれなんだよね。皇室の方々も同じ人間であるということ。結局、人に対する優しさとか思いやりを忘れてはいけないという、ただ単純にそんな話だと思っている。
男系限定論者は人の気持ちがわからない、あるいはわかっていてわざとイジメのようなことを続けている「クソ野郎」だと思っている。
とりあえず落書きを消しに行こう。
名も無き庶民の思想航路Ⅱ 