上野動物園のパンダ

2歳の娘にパンダのぬいぐるみを買ったらそれを抱いて寝ていた。あまりにもかわいい、かわいすぎる。ただの親バカというのはわかっている。

こんなしょうもないことをブログに書いても、ただのノロけにしか受け取られないだろうが、かわいいものはかわいい、仕方がないのだ。

パンダのぬいぐるみを保育園にまで持っていって、それで遊んでいるらしいのだ。

砂場にまでぬいぐるみを持っていっているらしく、なんか最近パンダの毛並みがちょっと野生的になってきてきているのと、黒ずんできてないか?

少し時間を遡るが、長女が生まれたのは2014年でまだコロナ前。いろいろな人が訪れて人形やらオモチャやらたくさんプレゼントをもらった。

そして長女はそれらを独り占めしてこれた。

次女が生まれたのは2019年の12月。そのあとすぐにコロナ騒動が始まってしまった。訪れる人は長女の時に比べるとものすごく少なくなってしまった。

もらったプレゼントも少ない。

俺は長女が使っていた人形やオモチャがあるからそれを使えばいい、と思ってあまり気にしていなかった。

しかし、次女がオモチャを使おうとすると長女が「それ私のだからさわらないで!」と言ってオモチャをひったくるように取り上げるシーンを何度も見かけるようになった。

それを見て、オモチャ貸してあげなよと長女をたしなめて次女に使わせるようにしてきた。

ある日、上野動物園に行ってパンダを見た後にお土産屋さんを通りかかった。そこで娘たちがパンダの人形を見て買って買ってとせがみ始めたのだ。

1個1500円くらいだったと思う。「とりあえず1個買って2人で使えばいいでしょ」と言って長女にどれを買うか選ばせようとしたのだ。

この時、あれ?ちょっと待てよと自分の中に大きな疑問が湧いてしまった。

これ1個買ってもこの流れだとまた長女がパンダの所有権を主張してケンカになるのでは?

そもそも、長女はプレゼントでもらった人形を5個も6個も持っているけど次女の物としての人形ってゼロだよな?

なんで、長女だけこんなに優遇しているような感じになっているんだ?

自分としては2人に対しては平等に接しているつもりだったので、このことが頭をよぎった時に、まったく平等に接していないではないかと客観的に自分を見て狼狽してしまった、どうすればいいんだ?と。

オモチャを貸してあげなよと長女をたしなめることで平等に接している気になっていたけど、違うなと気付いてしまったのだ。

そして、娘2人ともにひとつずつパンダの人形を買うことにしたのだ。

1個であれば1500円のところを2個なので3000円。セコい計算が頭をよぎってしまうのが、サラリーマンの悲しい性だ。

次女にも「このパンダの中から好きなやつ1個選んで」と促した。

次女は嬉しそうに青いリボンのついたパンダをつかみ上げた。

これでよかったのだ。

また、間違いを繰り返してしまうところだった、気付いてよかった。

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